初めての海外投資の失敗(前編)
私が初めて海外投資で失敗したのは、
さかのぼること、20数年ほど前になります。当時は若く無知なこともあり
投資についてもほとんど考えてはいない時期でした。
当時は海外赴任をしている時期ではなかったのですが、仕事柄、外国人
のビジネスパートナーが多かった時期です。
ふとした時にビジネスパートナーの1人からカザフスタンでマイクロファイナンス
(日本で言う消費者金融)のビジネスをやらないかと声をかけられました。
当時カザフスタンは、首都をアスタナ(現在はヌルスルタンという名称に変更)
という新都市に移転、その新都市の
デザインを日本の建築家、黒川紀章がすると言うことで注目を浴びていました。
結構親しいビジネスパートナーからの紹介。運営主は政府系金融機関出身者で
政治的なコネもあり、英語も堪能。
私もリサーチをしましたが、年間での利息が24〜30%。不動産や担保を抑えて
担保余力もしっかり取れる等。いくつか懸念点もクリアできたので日本円で
1500万円を資本金としていれて。カザフスタンにおけるマイクロファイナンス
の会社のオーナーになりました。
アスタナの一等地のテナントも政治力?で借りることができて、スタッフも優秀な
金融機関出身者が集まり。大いに盛り上がり事業を開始しました。
結果はどうなったか??
は後編に続きます。
ちなみにカザフスタンも旧ソビエト連邦共和国の一員であり、国家体制は権威主義
で独裁的と言われています。